有限会社カントー  横浜市 南区宿町2-49
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用語 - 「は」



【ハイテンボルト】  はいてんぼると

摩擦接合用高力六角ボルト( 1 ヶ)六角ナット( 1 ヶ)平座金( 2 ヶ)のセットのこと。
橋梁などの主要構造部によく使用され、2 枚の板を締め付けて摩擦でゆるみ無くつなぐ事ができる。締め付けトルク値は算出されている。
六角頭 →ハイテンボルト
丸頭 →トルシャーボルト




【パイロット】  ぱいろっと

位置を指定するためのガイド。 溶接するときに位置がずれないようにするための出っぱり。



【バインド頭】  ばいんど

「bind head」 bind には「結びつける」「とじ込む」という意味もあるが「縁・へりをつける」という意味もある。 トラス頭に縁をつけたような形状。



【パーカー】  ぱーかー

「黒染め」および「パーカーライジング」の総称。 どちらも油っぽくべたつきがあり、防錆力は「生地よりはまし」という程度。
「黒染め」は四三酸化鉄被膜で色が黒く、「パーカーライジング」は燐酸塩被膜でやや茶色。 また、「パーカーライジング」は表面が平滑になるため通常塗装の前処理として使用する。




【鋼】  はがね

鋼とは、2% 以下の C(炭素)を含んだ鉄の合金で、ほかにも Mn(マンガン)や P(リン)や S(硫黄)などを微量に含んでいる。 普通、鉄と呼んでいるのは、すべてこの鋼にあたる。
よほど特殊な目的以外、C(炭素)を含まない鉄は使用されない。 製鋼メーカーも実は鉄ではなく鋼を取り出していることになる。 もちろん、ネジもこの鋼から作られている。




【パシペート】  ぱしぺーと

ステンレスが錆びにくいのは、ステンレス中に含まれるクロムが酸素と結合して表面に酸化クロム被膜(不働態被膜)を作るからであるが、稀硝酸に浸すことでこの不働態被膜を化学的に作る処理のことを「パシペート処理」という。



【8ミクロンクロメート】  はちみくろんくろめーと

メッキ厚の違いはメッキ時間による。 メッキ厚 = 電気量 × 時間
計算上、亜鉛メッキは 1A(アンペア) 1 分間で 100cu に 0.3 ミクロンになる。
例えば、皿小ネジ 4 x 50 の場合表面積は約 7cu なので 1 アンペアで 8 ミクロンメッキするのに 1 本あたり約 2 分かかる計算。 バレルに 30kg とすると約 50 分かかる。

一般的に 5 ミクロンと 8 ミクロンを目視で見分けることはでない。 メッキ厚計で測ることは可能。




【八山】  はちやま

ネジ山が完全に立ち上がっていない状態。 八割位の山という意味。
山頂を見るとくぼんでいる(溝がある)。 ローリング工程中にローリングダイスを取り付けているボルトがゆるむこと等で 2 枚のローリングダイスがリベット(ネジ下)を締め付ける力が弱くなることによって発生する。通り、止まりゲージ検査で合格するが、あまり良いネジとは言えない。(ネジ外径は細くなる)




【バフクロームメッキ】  ばふくろーむめっき

美観をさらに向上させるためメッキ前にバフ研磨をかけ素地の表面を平滑にしてからクロームメッキを貼る。 これをバフクロームと呼ぶ。



【バフ研磨】  ばふけんま

バフ研磨は、何枚も重ねた布製の研磨車に研磨剤を付着させ、それを高速回転させ、製品の表面研磨を行う。 メッキ前の下地処理やメッキ後の艶出しとして用いられる。
従来、荒研磨・中研磨・仕上げ研磨の三つの段階に分けられたが、今日では優れた光沢メッキ薬品の発達により仕上げ研磨を省略することが多くなった。 このバフ研磨により鏡面仕上げ・光沢仕上げ・ヘアーライン仕上げ・サテーナ仕上げなどの仕上げ効果を得ることが出来る。




【バリ】  ばり

削りきれていない断片(かけら)。 または加工により出来てしまった不要なでっぱり。



【バレル研磨】  ばれるけんま

バレル研磨は、回転バレルの中に研磨剤とともに製品を入れ、回転させながら研磨する方法。
バリの除去・荒研磨・中研磨・艶出しなどの処理が出来る。 光沢という点では、バフ研磨より劣るが、大量の部品や小物を処理するのに適しており、非常に経済的である。 また、複雑な曲面を持った製品を変形させること無く容易に研磨できる点も特徴である。




【パンチ】  ぱんち

ネジの頭部を形成するための金型のこと。 逆に形成された十字穴の事を言う場合もある。



【パンチ折れ】  ぱんちおれ

ネジの頭部を成形するヘッダー工程においてヘッダーパンチに付いている十字穴を成形するための 矢の部分が折れることによって発生する。
出来上がったネジの十字穴は金属で埋まっている状態で穴はない。




【パンチ欠け】  ぱんちかけ

ネジの頭部を成形するヘッダー工程においてヘッダーパンチに付いている十字穴を成形するための 矢の部分が欠けることによって発生する。
出来上がったネジの十字穴内部にはパンチの矢が欠けた部分に相当する出っ張り(イボ)が出来る。 喰い付きは無くなる。




【パンチ大】  ぱんちだい

十字穴が大きいこと。
皿頭の M4 の小頭 D=6 の場合、M4 のネジに M3 の頭がついているのだが、十字穴をM3 用ではなく 1 ランク大きい M3.5 用にしていること。 M3 用、M3.5 用どちらの十字穴も同じ角度で、同じ #2 のビットが使用出来る。 M3.5 用の穴の方が大きい為ビットが深く入りカムアウトしにくくなる。
M5 の小頭 D=8 に M4.5 用の十字穴をつけている場合も同様。
M6 の小頭 D=10 のパンチ大は M6 用の十字穴となり使用ビットも #3 に変わる。
(M5 用十字穴なら #2)





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