【BRP】 びー・あーる・ぴー
B :タッピン 2 種
R :round ナベ頭(round は丸頭のことだが、ナベ頭のことを言っていると考えた方が適切)
P :パイロット
今はバインド、皿、トラスなどの BP が存在するが、昔はほとんどがナベ頭だったために、この名前がついたと推測される。 なお、BNRP の N はネックの意味。 首下部分もネジがない中間ネジのこと。
【BRPのガイド径・長さ(参考)】 びー・あーる・ぴーのがいどけい・ながさ
A社 : : : : B社 : :
呼び径 :ガイド径: 公差 : : 呼び径 :ガイド径: 公差
32.55 : :±0.05 : : 32.50 : :+0.15 -0
3.5 : 8.0 :±0.05 : : : :
4 : 8.7 :±0.05 : : 4 : 3.2 :+0.20 -0
4.5 : 2.7 :±0.06 : : 4.5 : 3.6 :+0.20 -0
5 : 4.09 :±0.06 : : 5 : 4 :+0.20 -0
6 : 4.94 :±0.06 : : : :
※ガイド長さ公差 ⇒ 呼び径 3 は±0.5 呼び径 4 〜 5 は±1.0
JIS 規格はなくメーカーにより若干違う。
【引き抜き強度】 ひきぬききょうど
タッピンねじや木ねじを相手材にねじ込んで、いくらの力まで引っ張っても抜けないかの値。
相手材が硬いのか軟らかいのか、厚いのか薄いのか、下穴の大きさ等々相手の条件によって変わるので規格はない。 通常、引き抜くとネジがちぎれるより先に相手材が壊れてしまう。
【BK(SSブラック)】 びー・けー(えす・えす・ぶらっく)
ステンレスを特殊な薬品で黒く着色処理することで、ステンレスに対する「黒染め」のこと。
【比重】 ひじゅう
水と他の物質との重さの比(水を 1 として表す)
鉄 : 7.87
SUS304 : 7.93
SUS316 : 8.0
ニッケル : 8.9
クロム : 7.19
チタン : 4.54
黄銅 : 8.7
銅 : 8.96
亜鉛 : 7.13
アルミ : 2.7
【 ピッチ】 ぴっち
ネジ山とネジ山の間の距離。
【引張強さ(アルミ小ネジ)】 ぴっぱりつよさ(あるみこねじ)
A5052 の場合 M1.6 以上 M10 以下 27.5kgf/平方mm
M10 を越え M20 以下 25.5kgf/平方mm
上記数値 x 有効断面積 = 実数値
【引張強さ(黄銅小ネジ)】 ぴっぱりつよさ(おうどうこねじ)
A5052 の場合 M1.6 以上 M6 以下 44.9kgf/平方mm
M6 を越え M39 以下 37.7kgf/平方mm
上記数値 x 有効断面積 = 実数値
【平径】 ひらけい
ネジ部品のスパナをかける部分の互いに平行な二面間の距離。
六角部のまっすぐな所どうしの間。 対辺・二面幅ともいう。
【平先】 ひらさき
ねじ部先端に約 45 °の面取りを施し、端面を平らに加工したもの。
【疲労破壊】 ひろうはかい
震動など強弱の力が長時間部材に加わると突然に切損する現象である。
一般に疲労破壊は、鋭い角、切りこみの谷部から発生するとされている。 ボルトの疲労破壊は高強度ボルトで起こり、発生する場所は決まっていて、
1. ボルトがナットとはめあったあたりのねじの谷部
2. ボルト軸部とねじとの境の不完全ねじ
3. 頭部首下丸み部
以上のどこかで発生して切損する。 折れたボルトの破面は、細かい、特徴のある縞目模様(貝殻模様)が現れる。