【機械的性質】　 きかいてきせいしつ

引張強さ、降伏点、伸び、絞り、硬さ、衝撃値、疲れ強さ、クリープ強さなど、機械的な変形及び破壊に関する諸性質をいう。



【キリンス】　 きりんす

錆落としと同時に光沢を出す酸処理方法。　光沢浸漬法、または化学研磨法ともいう。　一般に黄銅製品に行われることが多い。



【キルド鋼】　 きるどこう

溶けている素材（溶鋼）を固めるときの方法によりキルド鋼とリムド鋼に分けられる。　キルド鋼には「アルミキルド鋼」と「シリコンキルド鋼」があるが、ネジには「アルミキルド鋼」が一般的に使用される。
キルド鋼とは、溶鋼の中にアルミニウム等を添加し、充分脱酸（溶鋼中に含まれている酸素を除去する事）を行って鋳込んだ鋼塊（鋼のかたまり）から作った鋼材のことをいう。
脱酸が充分に効いているので、固まるときガスの放出がなく静かに凝固する様子から、死んだように静かな鋼というのでキルド（ KILLED ）鋼と呼ばれている。　気泡が無く組織はだいたい均一で優良な性質を備えているため高級鋼や合金鋼はすべてキルド鋼で作られている。